アンドラーシュ・シフのバッハ「パルティータ全集」

gtyo2009-12-10


ここ2ヶ月ほどずーっと聴いてるのがシフのパルティータ。
ペライアのパルティータ第2集も同時期に出てて、感想を両方同時に...なんて思ってたのだけど、シフのが本当に良くてペライアのを未だに買えない状態になってます。

シフのはライブ版ですが、録音が良いせいもあるのだろうけどその演奏のバランスの良さは驚異的。ペライアのバッハの様な滑らかな歌の芳醇さよりもシフの方が端正で構築的でありながらも自由闊達。でもドライではなく潤いがある歌い回しとさり気ないアクセントの効かせ方がたまりません。

指回りは右と左の分離と交差具合のバランスは近すぎず遠すぎずで、聴きやすい軽快さと聴き応えある適度なウェイト、もう絶好調じゃないでしょうか。
ペライアのバッハの歌の聴かせ方は大好きなのだけども、しばらくシフを聴いてから買おうと思います。