ブルーノ・ワルター
モーツァルト ピアノ協奏曲 第20番(弾き振り)
ウィーンフィル(録音:1920年代)
演奏:★★★★(3.5~4ぐらい。満点は5)


お盆で実家に帰ってました。暑い日が続いてますね。


実家に帰っても、目の前には田んぼしかありません。こんな場所でする唯一の楽しみは父親のクラシックコレクションをひたすら聴き浸る事なんですが。今回も、また色々な発見がありました。


ブルーノワルターが弾き振りしているモーツァルトの協奏曲を発見。(廉価版CDです。ダイソーとかにありそな。その日は何十枚もCD聴いてたので、忘れたけど、多分20番だった。)交響曲オタではない私は、ワルターがいっぱしのピアニストだという事は初耳でして「ええええええええ、ワルターってピアノ弾けんのお?」てな感じでした。クレジットは良く覚えていませんが、確かウィーンフィル1920年代の録音だった。(SPらしきプツプツ、ブツブツ音付き)


聴いてみて、「げ、結構ピアノ上手い...」と驚きでした。上品で粒立ちの良い音が流れてくる。全体的な品の良さとまとまりの良さで、ノイズがひどいにもかかわらず、かなり聴ける音楽でした。ただし、ハスキル盤よりもテンポが揺れる。SPの原盤のゆがみのせいかと疑ってしまうほど、やまばでスピードが上がったり下がったり。もうちょっと全体的にまとまりのあるスピードで演奏して欲しかった。横の線が強調されてた感がありますね。


その前に聴いたアシュケナージによる味気ないモツ協の演奏より100倍良かったです。